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住所不定無職のポップとは

最近、ポップという言葉についてアーティストが語っているのをよく目にする。それは2000年代前半にブームとなったロックンロールリバイバルからの反動によるものかもしれない。ただそのようなアーティストの作品は中途半端なメロディ、かつ不自然にボーカルを浮き上がらせただけのおよそポップとは言えないようなものが大半を占めていた。

そんなもやもやした気分を抱えていた時に出会ったのが住所不定無職というバンドだ。ポップとは既に誰かが鳴らしている音楽であり、どこかで聴いたことのあるサウンドでしかない。そんなニヒリズム的な考えに気がついたものだけが本当のポップをならすことができるのではないか。そんな考えが彼女達の音楽を聴いて浮かんできたのである。なぜなら彼女達の音楽は既に鳴らされてきた音楽からの引用がたくさん散りばめられているからだ。それは音楽とは既に鳴らされてきたものでしかないのにもかかわらずオリジナルという幻想にとりつかれている多くのバンドに対してかなり批評的である。そしてそんな彼女達の音楽はまぎれもない王道のポップであり、日本の音楽シーンにおいてはそのことがかえって彼女達を特殊なポジションにつかせているというのはなんとも面白い。

では彼女達の曲の中で最もポップな曲というのは何だろうかと考えたときに思い浮かんだのは『MAGIC IN A POP!!!』という曲である。ヒダカトオルプロデュースにより一層メロディに磨きがかかりポップ黄金律である曲展開を見せてくれるこの曲では決してボーカルの後ろで鳴らされるバッキングも埋もれることはない。冒頭のベースはかなりゴリゴリしているし、ポップの定番とも言えるゴージャスなストリングも配されている。全く隙のないポップソングである。そしてそのように隙がないためにこの曲はこれから生み出されるポップソングを判断する上で指標となりうるだろう。
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