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Lillies and Remains Transpersonal Tour   5/22  代官山UNIT

Lillies and Remainsはこれまでは主に音源に軸を置き、またそこで評価されてきたバンドである。つまりアルバムは発売されるたびに話題になるのだがライヴにおける評価は見えてこなかった。それはこのバンドのボーカルであり、創設者であるKENTがあまりライヴをすることに興味を持っていなかった、またはバンドのメンバーが流動的であり演奏に安定感が生まれづらかったことがあるからかもしれない。そして最も大きな要因は彼らの持つコンセプトだろう。メンバーのキャラクターは謎めいていてそれがバンドに神秘性を与えていたがライブにおいてはファンとの距離が遠のかせているような印象だった。

しかしこのツアー、そしてこの日のライヴでLillies and Remainsは大きく変わったのではないだろうか。

オープニングアクトの世界的なバンドが会場の緊張感を高めるとすぐにリリーズのライヴが始まった。

曲は新旧織り交ぜこれまでのベスト的な選曲。

演奏はメンバーが固定されツアーを周ったことで一体感や安定感は急激に増していた。そのため曲の強弱や表情に幅が生まれ、本来曲が持っている魅力が引き出されていたように思う。またそれぞれのパートの音のバランスもこれまでならボーカルが埋もれていたり、ギターの音が目立っていたりしていたのだが改善されて聴きやすくなっていた。

今回、みられた変化は演奏面だけでなくワンマンライヴということもありMCが増えていたことも大きい。MCがあることでバンドとファンの距離が縮まり、ライヴの熱気も高くなっていた。それぞれがしゃべる姿を見ることすら初めてで貴重だった。彼らのMCで印象的だったのは皆、口々にこんなに人が集まると思っていなかったのでうれしいというようなことを言っていたこと。それまで謎めいていたような彼らの本音が聞けたような気がしたのである。

後半、joy divisionのカヴァーした時も「これまで似てると言われ続けてきた」「実際は宅録で小さく低い声しか出せなかっただけなのに」(joy divisionのボーカルは低音が特徴)と言っていてそこも素朴な印象を受けてなんとなくうれしくなってしまった。

バンドとして演奏面が向上しライヴバンドとしても力をつけていた。また今回のライヴを観てバンドとファンの距離というものも考えさせられた。彼らがこれからコンセプト重視でクールな印象を保つのもよいと思うが、今回のようにそれぞれのメンバーのキャラクターを出していっても面白いなと思う。

いずれにせよ今回のライヴで初めて自分はリリーズのファンであると自覚することができたのである。
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